外反母趾を自分で治す

ホーマン体操と並行して、親指の筋肉も強化!

 

 

ホーマン体操は外反母趾に効果的ですが、筋肉強化にはつながりません。だから並行して親指の筋トレを行うと、より効果的です。

 

 

方法はふたつ。

 

1:外側に曲がった親指をもとにもどす筋肉を“母趾外転筋”といい、この筋肉を鍛えます。手の指で足親指のつけ根にある関節の少し中枢部をさわると、足の親指を開こうとする外転筋の収縮を感じるはず。全部の足指を広げようとすると母趾外転筋も収縮するのを感じるので、何度か実践して慣れていってください。筋肉の収縮を感じたら、5~10秒間力を入れつづけます。

 

 

2:座って足の裏を床につけ、ホーマン体操と同じようにかかととかかと、親指のつけ根とつけ根が合うよう両足をくっつけます。外反母趾だと親指のつけ根を合わせても離れてしまうでしょうが、この離れた親指同士をくっつける努力をしてください。最初どうしてもできないようであれば、少し足を床から浮かせて親指を屈曲させながらエクササイズするといいでしょう。

 

 

人間は靴をはいて歩くことにより、みずから足指や甲の筋肉を退化させてしまいました。完璧に弱ってしまった筋肉を鍛えなおすには、自分で足の指を動かして日々怠りなく強化トレーニングするほか手はないのです。